2015年5月のあしべん報告

2015年度2回目のあしべんが開催されました。
4月に引き続き「足部の基礎」コースと新たに「姿勢・動作の観察と分析の仕方」コースを行いました。各コースとも多数の参加者があり、活気のある勉強会となりました。
「姿勢・動作の観察と分析の仕方」コースの講義では、バイオメカニクスの基本的な知識(テコや回転モーメント、関節モーメント等)を踏まえて下肢の関節にかかる負荷量を考えました。
姿勢・動作の観察、分析を行う上で重要な知識ですが、理解するのは容易ではありません。私自身も理解が難しい分野です。しかし、関節にかかる負荷、筋肉にかかる負荷を考えることで根拠ある理学療法が行えると思います。
今回は、そういう視点を持って姿勢・動作観察を行うことの大切さがわかる講義となりました。

実技はグループワークを行いました。1グループ5・6人程度とし、内1人の片脚立位や歩行動作に関して、バイオメカニクスの理論に基づいてディスカッションを行いました。
姿勢観察から積極的に意見を出し合い、短い時間でしたが他施設のセラピストと意見交換ができた良い時間だったと思います。
足部に着目してもらい、後足部のテーピングと一列のテーピングをスタッフで貼付しました。テーピングを貼付することで片脚立位や歩行動作に変化が生じることを知ってもらうことが出来たと思います。姿勢・動作の観察と分析はとても重要なコースです。勉強会だけでなく、日々の臨床でも繰り返し行ってもらえたらスキルアップに繋がると思います。

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I.T