5月のあしべん報告

2014年度2回目のあしべんが開催されました。
4月に引き続き「足部の基礎」と新規開催の「姿勢・動作の観察と分析の仕方」と、今回は2コース設けました。各コースとも多数の参加者があり、活気のある勉強会であったと言えます。

「姿勢・動作の観察と分析の仕方」のコースでは、4月に基礎コースを受講された方と、新規に受けられた方がおられました。各個人の知識に偏りがある中で、少し踏み込んだ内容・臨床につながる内容を提供させていただきました。
バイオメカニクスの基本的な知識(テコや回転モーメント、関節モーメント等)を踏まえ、股関節や足関節にかかる負荷量を片脚立位等の姿勢下で算出しました。具体的にイメージすることで、日々の臨床につながりやすくなったのではないでしょうか。関節にかかる負荷、筋肉にかかる負荷が理解できると、理学療法士として根拠ある理学療法プログラムの立案が可能になると思います。

後半は、グループワークをメインに進めました。1グループ5・6人程度とし、内1人の片脚立位や歩行動作に関して、バイオメカニクスの理論に基づいてディスカッションを行いました。
最初はなかなか意見が出ず静かな時間が流れていました。観察した動作とバイオメカニクス理論を繋げていくのは難しいことと思います。各個人様々な考え方があったとは思います。それを表出することが1番大事であると私は思います。様々な意見が出るからこそ、それを聞いた個々に新しい考え方が生まれる。そして新しい視点で物事が考えられるようになる。臨床で柔軟に対応できる・・・スキルアップにつながる。出した意見が間違っていてもいいと思います。間違いに気付けば、日々の臨床での間違いはなくなりますよ。
グループワーク後半では様々な意見が出て、活気がありました。みなさんやはり臨床家ですね。悩んだ表情、理解できた時の笑顔等様々でしたが、真剣さは本当に伝わりました。

これからあしべんはさらに臨床向けになります。もっと「足」のこと深めていきましょう。

NI