8月のあしべん報告

8月のあしべんは、先月同様午前・午後の2本立ての開催となりました。
午前の部は「足部のテーピング(2回目)」と新たに「インソールパッドによる介入方法」が加わりました。多くの方にご参加いただき、活気ある勉強会となりました。
今回は、今年度初開催となりました「インソールパッドによる介入方法」について報告させていただきます。ソルボ繊維やポロンシートで作成するパッドは、両面テープで簡単に靴に貼付でき、その効果もすぐに確認できるため、臨床で非常に有用なツールとなります。
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今回のコースは、「評価コース」を経験された先生方を対象とし、テーピングや各評価によって導かれた、関節誘導方向をこれらのパッドで再現することを目指し、参加者の方とディスカッションしながら取り組んでいきました。
「パッド処方にあたってのポイント」としては、動作観察から変化させたい動きが何かを明確にすることが重要になります。
また、その基本方針として
①   踵骨の正中化(直立化)と安定化
②   距骨下関節の安定化(支持性向上)
③   足部外側(立方骨レベル)の安定化
④   母趾球荷重の促通
⑤   MP関節の背屈(ウインドラス機構)の促通
⑥   母趾側での蹴り出し

これらのポイントを動作観察から確認し、誘導方向やパッドの貼付位置、その高さを調整することで、「目指す動き」を皆さんと作っていきました。

今回も、私たちスタッフと参加してくださった皆さんとで多くのことを経験し、学ぶことができました。これからも皆さんと一緒に勉強し、より良い勉強会にしていきたいと思います。IMG_4826IMG_4827